事業実績 在来生態系の保全復元活動 ナガエツルノゲイトウ関連

困った!困った!ナガエツルノゲイトウ・オオバナミズキンバイ

どうする 手賀沼のナガエツルノゲイトウ -勢いを増して繁茂中!-

ナガエツルノゲイトウは1年で数倍にも増えると言われ人の暮らしにも脅威となっています。実際、大堀川河口から大津川河口にかけて繁茂している数十mにも及ぶ群落が風と波で流され、手賀沼公園付近へ漂着しボートが出せなくなる被害が増加しています。
特定外来生物の防除は侵入の初期で対策をとることが重要です。美手連ではこれまで調査や遮光シートによる駆除を行ってきました。

2019年 3月29日 オオバナミズキンバイ・ナガエツルノゲイトウの繁茂状況確認調査(2019年春季)報告

2019年2月13日 オオバナミズキンバイ・ナガエツルノゲイトウの繁茂状況確認調査(2019年早春)

2019年 1月17日 特定外来生物ナガエツルノゲイトウとオオバナミズキンバイの駆除

2018年11月8日 オオバナミズキンバイ・ナガエツルノゲイトウの繁茂状況確認調査(2018年秋季)

2018年10月31日 大津川河口ナガエツルノゲイトウ駆除

2018年10月31日 プレスリリース ナガエツルノゲイトウ&オオバナミズキンバイ群落の駆除

2017年11月16日 外来水生植物駆除実施

2017年 5月18日 手賀沼公園地先のナガエツルノゲイトウ駆除作業を実施

2017年 4月20日 駆除したナガエツルノゲイトウの乾燥処置と今年度駆除候補地の放射能測定

2017年 3月15日 ナガエツルノゲイトウ駆除作戦の検証 3回目

2017年 2月15日 ナガエツルノゲイトウ駆除作戦の検証 2回目

2017年 1月18日 ナガエツルノゲイトウ駆除作戦の検証

2016年11月25日 手賀沼における特定外来生物ナガエツルノゲイトウ駆除作戦の報告

2016年11月 手賀沼における特定外来生物ナガエツルノゲイトウ駆除作戦実施のお知らせ

2016年 8月18日 印旛沼クリーン大作戦見学記
2016年 7月 2日 遮光シート被覆周辺のナガエツルノゲイトウの駆除作業

2015年3月13日報告「手賀沼におけるナガエツルノゲイトウ繁茂域の拡大について」
2015年2月23日報告「遮光シート設置とその後の経過」
2014年3月23日報告「遮光シート設置」

参考資料「講演『手賀沼におけるナガエツルノゲイトウ繁茂域の拡大について』報告」(2014年度手賀沼流域フォーラム報告書より)


2015年度の活動 ナガエツルノゲイトウ防除

ナガエツルノゲイトウ防除の取り組みを時系列で示します。


12月9日 柏土木事務所と話し合い

● 美手連で実施した手賀沼土地改良区の田んぼ調査、大津川・大堀川調査・手賀沼調査について報告

● 11月13日大和田機場 (独立行政法人水資源機構 千葉用水総合管理所) 見学と県河川環境課も交えての話し合いを報告

● 柏土木事務所から、まずは事務所レベルで各市との協力して試行除去をしてみてはどうかとの提案があった。

12月6日 遮光シート被覆による駆除
現場の追加駆除作業

12月4日 手賀沼 (上沼) 調査

● 若松付近、手賀沼公園付近から繁茂状況が絨毯状になり、我孫子新田付近から根戸新田付近になると一つの島のような形状で繁茂している

● 柏ふるさと公園付近から北千葉導水センター付近では沿岸一帯が帯状に繋がっている

● 根戸新田付近ではヒメガマ、マコモの中に大きく侵入して繁茂している
11月13日 大和田機場 (独立行政法人水資源機構 千葉用水総合管理所) 見学
ナガエツルノゲイトウの除去について、1回の出水で18t、テニスコート1面いっぱいの量で、除去処理費用は何百万円との説明がありました。


10月 田んぼと川の調査
調査区域

● 布湖工区、我湖工区 (我孫子市中峠、古戸の一部) ⇒田んぼ、畔、排水路では確認されなかった

● 大津川工区 (①大津川の関根橋から手賀沼河口まで ②支流上大津川の馬渡から合流点まで ③南逆井支流の逆井運動場から合流点まで ①②③の大津川、田んぼ、畔、排水路) ⇒田んぼ、畔、排水路では確認されなかった。大津川では中流から河口まで91の群生を確認した。

大津川ナガエツルノゲイトウ実態調査結果

● 大堀川 (流山市駒木~下流の柏市北柏手賀沼河口まで川のみ) ⇒ふるさと大橋直上流から河口まで18の群生を確認した。

大堀川ナガエツルノゲイトウ実態調査結果

8月31日 手賀沼土地改良区と話し合い
手賀沼流域の繁茂状況や侵入経路などを伝え、手賀沼の水を灌漑用水として利用している水田の調査を行うことや今後の対策について話し合いました。
手賀沼の水で米作りをしている農業者様へ

7月15日 柏土木事務所と話し合い
-美手連は、初期防除が重要であることを伝え、専門家を交えて協議をする場を作ってほしいと要望-

● 手賀沼内のナガエツルノゲイトウの繁殖は、群落の漂着による航行被害、田んぼへの侵入等が発生しているため、至急対処しなければならない。河川管理者の責任において対策をお願いしたい。

● 土木事務所からは、2014年12月9日千葉県議会での答弁を引用し、それが県の現在の考え方であるとの返答でした。
『ナガエツルノゲイトウは繁殖力が強く、洪水時に排水機場のスクリーンを閉塞させるなど、河川管理に支障をきたしている。このため県では、印旛沼及び流入河川において、治水上の障害となるような繁茂を確認した場合、随時駆除を行っており、平成25年度までに約400トンを駆除した。今後も引き続き、河川管理者として支障となる繁茂が河川の巡視などで確認された場合は適切に駆除を行っていく。』

● 美手連から、特定外来生物対策として初期対策が最も有効であり、対策が遅れるほど費用が膨大になることを説明しました。『関西では特定外来生物防除については、対策のための予算が千万単位で立てられている。 (琵琶湖のオオバナミズキンバイ対策費:2009年初確認、2014年特定外来生物指定、同2014年駆除費用6400万円、2015年4600万円) 後回しにすることで、より多くの予算が必要になることが周知され、税金を使うことの理由として認知されている。手賀沼においても、現状のまま放置した場合、ナガエツルノゲイトウは5年後10年後何処まで拡大するかシュミレーション (手賀沼が印旛沼の状態になる時期の予測) し、千葉県においても早期対策を検討してほしい。』

● この状況に対処するため、釣り人や一般市民への特定外来生物の被害や取り扱いについての周知徹底のための広報など、可能な対策を早急に検討実施すること、協議の場の立ち上げを要望しました。

● 土木事務所と、県として対処について検討する、今後も話し合いの場を持ち協議していくことを確認しました。


*手賀沼のナガエツルノゲイトウは印旛沼からやってきた! 
手賀沼流域ナガエツルノゲイトウ流入経路
印旛沼の「一本松機場」で取水された灌漑用水が、「滝揚水機場」に入り、まず亀成川流域の水田に侵入しました。それから下手賀川に入り手賀川へ、または北千葉導水によって手賀沼上流に運ばれ、手賀沼全体に拡がり続けています。

7月6日 遮光シート被覆による駆除
現場の追加駆除作業