事業実績 在来生態系の保全復元活動 北千葉揚排水機場訪問

北千葉排水機場訪問~ナガエ侵入経路を確認する 2019/7 

日時  2019年7月1日(月) 13:30~15:00

場所  北千葉導水路管理支所
参加者 北千葉導水路管理支所長 宮本直哉氏、美手連 3名

北千葉揚排水揚機場(北千葉第一機場)概要

北千葉揚排水揚機場(北千葉第一機場)訪問メモ

手賀沼流域 ナガエツルノゲイトウ侵入経路

 現在ナガエツルノゲイトウ(以下、ナガエ)やオオバナミズキンバイ等の外来水生植物が手賀沼に大繁茂しています。 いったいどこから、どのように侵入して来たのでしょうか。それらの中でナガエについては、ほぼ明らかになっています。印旛沼に繁茂しているナガエの切れ端が一本松機場で汲み上げられた用水とともに運ばれ、印西市の滝揚水機場から、亀成川上流部の水田に侵入し 、亀成川へ排水され、手賀川 へ流入しています。その下流の北千葉第一機場では、洪水時には手賀川の水をポンプアップし利根川に排水しています。通常は手賀沼浄化のために利根川の水を手賀沼に注水していますが、導水管を流れていく水にナガエの切れ端が紛れ込み手賀沼に侵入しています。 (別添侵入経路図参照)
 この度、北千葉第一機場内でどのようにしてナガエが紛れ込むのか、確認するために、北千葉揚排水機場を訪問し、宮本所長さんに場内を案内していただきながらお話を伺いました。(別添「訪問メモ」参照)
 手賀沼の水位が基準値より高くなると、①手賀川水門と②揚水門扉を開け、⑤利根川に自然排水されます。そして、大雨により利根川の水位が高くなれば、①手賀川水門、②前部トランジション、③沈砂池、④後部トランジションを通り、ポンプで排水樋管へ送り出され、⑤利根川に強制排水されます。 ①水門前には、浮きのついたネットが張られていますが、ナガエが絡みついています。③沈砂池前にはレーキ形除塵機が設置されておりますが、数センチ幅のスクリーンでは、簡単に切れ端は通り抜けられます。そのスクリーンの前にもナガエが繁茂していました。④ポンプのある機場前に設置されたスクリーンの前方には、オイルフェンスが張られていますが、そこにもナガエが生えていました。また、利根川揚排水口にある電気魚類迷入防止施設の両端にはナガエの群落が複数できていました。
 そして揚水時に、手賀沼浄化のために、⑤利根川から取水し、②前部トラジッション、③沈砂池、④後部トランジションを通り、ポンプで導水路へ送水する間にナガエが混入し、手賀沼に注水される際にナガエが侵入してしまいます。
 現在、手賀川水門から上流の下手賀川との合流部あたりにかけて、左岸にナガエが繁茂しているとお聞きしました。それが大きな群落となり離岸し、手賀川水門に漂着する可能性がないわけではありません。洪水時にスクリーンを詰まらせ障害となることを危惧します。迅速な対応が望まれます。
 今回、所長さんのご厚意で機場内を案内していただき、実際に確認することができました。心から感謝申し上げます。

侵入経路図

北千葉揚排水機場

手賀川左岸のナガエツルノゲイトウ(右岸はないとのこと)