事業実績 在来生態系の保全復元活動 ナガエツルノゲイトウ関連 ナガエツルノゲイトウとオオバナミズキンバイの駆除

オオバナミズキンバイ・ナガエツルノゲイトウの繁茂状況確認調査(2019 年早春)報告 2019/2

2019年2月13日(水) 午前8 時45 分集合、9 時00 分~11 時15 分
場所 手賀沼下沼
参加者 県立中央博:林紀男氏,美手連:5名,「手賀沼の小池」船頭さん
報告 小倉久子 (亀成川を愛する会)
※この見学は手賀沼流域フォーラム調査事業の一環です。

 手賀沼の下沼のナガエツルノゲイトウ(以下、ナガエ)とオオバナミズキンバイ(以下、オオバナの繁茂状況については、2018 年5 月に小規模に調査を行い、上沼から流出したナガエが下沼においても一部で漂着・繁茂していることを確認しました。下沼は上沼に比べて、まだ繁茂の範囲は狭いと思われ、増殖期の前の状態を確認してできるだけ繁茂を食い止めるために、下沼の詳細調査を行いました。

 船で下沼の岸沿いを目視で調査したところ、地図に示す5か所(「手賀沼温泉リゾート」温泉排水流入地点、高野山新田植生帯、滝下広場地先、遊歩道①手賀沼親水広場地先下流、遊歩道②親水広場第2駐車場地先)で枯れた状態のナガエ群落が確認されました。また、ハス群落の中に漂流ナガエ群落が引っかかっていました。4か所はナガエのみの群落でしたが、最後の遊歩道②地先では、枯れた状態でのオオバナと思われる赤茶色の植物が認められたので、今後、注意して監視を続ける必要があると思われました。

 なお、2018年5月21日の下沼調査でナガエの生育が確認された高野山新田地先、滝下広場地先、鷺野谷新田地先の3か所のうち、南岸の鷺野谷新田地先では、今回の調査ではナガエもオオバナも確認できませんでした。こちらについても、引き続き監視していきます。


確認調査地点

手賀沼温泉リゾート 排水流入地点

手賀沼温泉リゾート 排水流入地点

ハス群落の中の漂流ナガエ群落

ハス群落の中の漂流ナガエ群落

滝下広場地先

滝下広場地先

高野山新田植生帯

高野山新田植生帯

高野山新田植生帯

高野山新田植生帯

高野山新田植生帯

高野山新田植生帯

手賀沼遊歩道① 手賀沼親水広場地先下流

手賀沼遊歩道① 手賀沼親水広場地先下流

手賀沼遊歩道① 手賀沼親水広場地先下流

手賀沼遊歩道① 手賀沼親水広場地先下流

手賀沼遊歩道① 手賀沼親水広場地先下流