アルバトロスヨットクラブ 2019.5.22
アルバトロスヨットクラブでは、福島での原発事故以降も手賀沼でのセーリングが安全であることを確認するため、手賀沼の放射線量の計測を2012より3回実施して来た。2019年4月24日、4回目の計測を行い、7年間の変化が見られるように代表的な測定個所を選定して表示した。
図1:手賀沼の測定個所
図2:水面での測定値の推移
図3:ヘドロでの測定値の推移
水面の放射能は、ヘドロの放射能が測定に影響を及ぼすが、これは水の遮蔽効果で初めから低めである。ヘドロの放射能は、雨水によって流されたり、新しく流入した泥に覆われたりするので、場所によって下がる場合も下がり難い場合も有り得る。放射能が急速に減っているのは流れによるものと考える。緩慢な減少は半減期の要素もあるだろう。
結論として、現在の手賀沼の放射線量は、国が定めた「除染を必要とする基準値0.23μSv/h」よりもかなり低い数値が示されている。この結果、我々の帆走など水上活動に支障はないと結論できるので、今回の測定を最後に手賀沼の放射線量の測定を終了とする事とした。
最後に本測定を 主導された目黒たみをさん、実作業に参加された黒野さん、上領さん、森さん、丸山さんを始め支援して下さったアルバトロスヨットクラブの皆さんに感謝します。 文責:梶眞壽
図1:測定個所
1:湖上園桟橋 2:上沼中央(手賀沼公園沖) 3:キグナスGS前水門 4:大津川河口
5:フィッシングセンター桟橋 6:手賀沼中央(県定点) 7:我孫子手賀沼漁協前桟橋
図2:測定値の推移(水面)
図3:測定値の推移(ヘドロ)